
この子達はとても考えさせられる存在であると思っている!
マンガでよく出てきそうで、セリフとしては「運命を恨むしかない」と言われる存在・・・。
小笠原に来るときには生態系を守るためにいろいろなことを注意してくださいとアナウンスがある。
おがさわら丸(船)に乗る前にも、靴の裏をゴシゴシして余計なものを落とす。
ものの持ち運びにも気を遣い、本当にこの生態系をしっかり守るためのルールを定めている。
そんなときに、、、この子は必ず現れる存在。グリーンアノールだ。
最近小笠原にいらしたことのある方は、一度は固有種のオガサワラゼミを食べている写真をみんなが観たことあるだろう。
そんな存在だ。
うーむ。
1年間過ごす中でいろいろと思うことがあった。
グリーンアノールは捕まえると外来種駆除ということで一匹100円が手に入る。
子ども達の場合ポイントが付き特典をもらうことができるらしい。
あまり考えずに、命のことを事細かに述べる事はできないが・・・。
なんだかなぁ〜というのが僕の考えだった。
そして、、、
ふとした時に手元にあるパンフレットを見つけた!
以前、いただいた20年前の母島のパンフレット!!
そのパンフレットを見てみると、、、
『小笠原で見られる緑のトカゲ』アノールトカゲと呼ばれる。可愛らしい生物。
と書かれていた。
うむ。。。やはりなんだかなぁ〜
一時は観光のための商品のように扱い、一時は外来種として駆除。
外来種として駆除することを大人がみんなやっているから、子ども達はアノールを見つけるとすぐに捕まえたり殺したりすることが多い。僕が見ている限り。
確かに、何かを守るためには何かが犠牲になる時はあるのかもしれない。
しかし、、、うーむ。。。決めるのは僕らなのかなぁ・・・。
僕らの都合で動かす自然はあんまり美しい方向には進んでいかない気がする。
自分も小笠原からしたら外来種だからこう思うのかもしれないけれど・・・。
いのちってなんだろうか。
考えないといけないように思う。
全ては教え方次第だ。
慶徳大介/KeitokuDaisuke
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